大志の野望
作:雲流 雪
<おまけ>
区役所からの帰り道。
「そういや、まだ聞いてなかったな……」
和樹がぽつりと言う。
「なんだ?」
「政治家になって何をするつもりだったんだ?」
「児ポ法の漫画・アニメ・ゲームへの規制への絶対反対だ。決まっておろう。
このことは由々しき事態だぞ、ディスプレイの前の同志達よ。
既に業界では自主規制の波が押し寄せてきている。(と思う)
最近のエロゲーは最低でも高校3年生までしか登場しない。(たぶん)
○○学園とか△△学院という形でしか高校は存在していない。(これもたぶん)
□□高校だとするとまずいのだろう。(おそらく)
そのため○○学園とか△△学院といった形ではっきりとは言わずにお茶を濁しているのだ。(たぶんね)
これが何を意味するのかわかるか?
もはや東鳩は作れないということなのだよ。
WAは作れるがな。しかし……マナは来栖川先輩と同学年だぞ、信じられるか?!
天使、初音ちゃんを登場させることも出来ない、楓ちゃんもだ。
梓はぎりぎりセーフだが……。
さらに雫にいたっては全員無理だ。
そして誰彼でも月代や夕霧の年齢は明かされていない。
まあ、18歳以上なのだろうな、どう見ても中○生なのだが……。
はっはっは、そんなことがあっていいのだろうか?! いや駄目だ。
すべては児ポ法のせいだ!
児ポ法の漫画・アニメ・ゲームへの規制への絶対反対!!」
「…………」
「これを公約に掲げれば全国数億のおたくが吾輩に投票したであろうに……」
「日本の人口は……」
「全世界総おたく化計画は既に始まっている」
「参院選は日本だけだろ」
「移民すれば問題なかろう」
「どこに住むんだよ。それに大勢は無理だって」
「そのために吾輩が政治家に……」
「お前の支持層の全国数億のおたくはどうすんだよ?」
「全世界総おたく化計画は既に……」
「さっき、聞いたよ」
「中心核を狙え……」
……訳がわからなくなってきたので終了。
前編へ
後編へ
後書きへ
leafing heartへ