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「最近の投資状況(2009年12月末)」
ご無沙汰しています。
新年だし、現在のアセットアロケーションのグラフを肴に最近の投資状況を語ります。

というわけで、2009年12月末現在のアセアロはご覧の通り。
前回(2009年7月末)と比べて、外国債券(米ドルMMF)が大きく減って外国株が増えました。
現金同等物も減らしています。
匿名組合はちょっと増やし過ぎている気がしてなりません。
出るもの片っ端から買っているような状況です。
理想は5%以内なので、ちょっと自重しようかと思いましたが、今年はラブホテルファンドの償還なので今のままのペースで新規投資を続けても自然に減少するはず。

外国株としてはGoogleとバークシャー・ハサウェイの株を買いました。
積立している投信は今までSTAMシリーズだったのですが、信託報酬の安さに惹かれてeMAXISシリーズに変更しました。
信託報酬が安いファンドが出る度に積立ファンドを変更している一方、今までに積み立てた分はそのままなのでいい加減一本化したいところですね。

2007年1月時点では約5.2倍だったレバレッジは今では1.5倍まで下がっています。
まあ、それだけ総資産が増えて、奨学金の返済が進んだってことなんですが。
2008年の時価ベースでの損失は2009年で取り戻せました。
ぱちぱち。

今考えると2008年末に外国債券の投資信託を売って、株式に振り分けたのは良い判断でした。
当時はヤケクソでしたしwwもっと上手くできたポイントはいくらでもあったのでしょうが。

日本株のほうは年始には全く期待していなかったパーク24がとても好調です。
今まで専ら数字や書類を元に投資判断を行っていましたが、大切なのは「人」なんだなと感じています。
武富士は相変わらず残念な感じです……。
完全に駄目な投資家のパターンに嵌ってしまいました。

プラップジャパンもあまりパッとしませんが、こちらは引き続き将来に期待して保持します。

何だか書き殴りって感じですが、以上で。
2010.01.03
「平成22年度 税制改正要望事項」
昨年の記事は……無かったw
2年前の記事はこちら→平成20年度 税制改正要望事項

平成22年度 税制改正要望(国税)(内閣府)
今年は内閣府のサイトに載っています。
昨年までは財務省のサイトに載っていたのですが、これも政権交代の影響の一つですね。
(参考:税制調査会 - Wikipedia

税制改正要望事項で目についた項目にコメントしていきたいと思います、飽きるまで。
上から目線は仕様です。

まずは、金融庁から。

1.金融商品間の損益通算の範囲拡大に向けた必要な税制上の措置
おなじみのテーマです。
注目点は以下のあたり。
・債券税制の見直し(債券の利子・譲渡所得等を申告分離方式に変更)
・損益通算の拡大にあたっては、特定口座を最大限活用すること
→預金・債券の利子、先物取引(取引所取引)の決済差金、国外株式(国内上場)の配当等について特定口座での取扱いを可能とする
国外株式(国内上場)ってかなり限られてる気がします。
国外市場の上場株式の配当も加えて欲しい。
先物取引も取引所取引だけでなく相対取引も認めてほしいものですが、最初は仕方ないかな。
徐々に進めて欲しいところです。
ちなみに、今年分の申告から株式等の譲渡所得と配当所得間の損益通算は認められるようになりました。ぱちぱち。

で、財務省の5.金融商品間の損益通算の範囲拡大に向けた必要な税制上の措置にまんま同じ項目がありました。
中身を確認すると、国債についても同様の取り扱いを求めているらしい。
これが縦割りか……。
そして、経産省が「36.金融所得課税の一元化(検討事項)」を農林水産省が「1.金融所得課税の一元化(商品先物、商品ファンド)」の要望出してる。

2.少額の上場株式等投資のための非課税措置の法制化
これは前々から話題に上っていた件。
乱暴に言ってしまうと、株の税金が現在の軽減税率10%から本則の20%に戻すにあたって、元本100万円までは非課税にしますよってやつ。
実務上の取り扱いがどこまで決まっているのか分からないけど、複雑な制度を作るのはやめてほしい……。
税率は損益通算可能であることを前提に全金融商品一律でいいと思います。
金融商品間で税率を変えると市場が歪んでしまうのではないかと。
まあ「貯蓄から投資へ」という流れを進めたいらしいので、その「歪み」こそが正に目的なんだろうけど。

3.支払通知書に係る所要の整備
投信の分配金の支払通知書を年間分を一括で交付することを可能にしたいようです。
これは地味にグッドな施策かと思います。
自分が保有している投信は年1回分配のものが殆どなので、個人的にはそれほどメリットないですが、毎月分配型の投信には投資家にも金融機関側にもメリット多いと思います。
まあ、これで事務コストが減ってもそれで信託報酬が下がるかというとそんなことは無いような気がしますが。

7.日本版預託証券(Japanese Depositary Receipt:JDR)等に係る所要の税制措置
JDRって2~3年前に話題になっていたようでしたが、結局導入されたんでしたっけ?
タタが第1号になる予定が無期延期になってしまったようで、その後、噂を聞かないですね。
最近は個人投資家でも直接に米国・中国・韓国あたりにアクセス可能なので、JDRの(個人投資家にとっての)意義は既に薄れつつあるのかもしれません。
発行側にとってもわざわざ日本で資金調達するメリットあまり無さそうな気がしますし。
アジアなら香港かシンガポールでしょう。
そもそも、世界金融危機でJDRどころではなくなってしまったのでしょうかね。

ちょっと調べてみたところJDR自体は2007年に解禁されているようです。
ただ、どこかの会社が発行したという情報は見つけられませんでした……。
(参考:タタ・モーターズ - Wikipedia

25.資金決済に関する法律の施行に伴う税制上の所要の措置等
「資金移動業」の創設をするらしい。
この単語は初耳だっただけど、中身を調べて納得。
金融庁が所管になるんですね。

次は外務省
4.法人税率の引下げ
→対日直接投資を通じた日本経済の活性化を促進するため、現在国際的に比較し高水準にある法人税率を引き下げ、投資誘致上の国際競争力を高める。
5.連結納税
→現行法制上、連結納税が行えるのは全額出資子会社のみであるが、これを緩和し、納税自由度を高める。

こいつらを外務省が要望するとは意外だ。
でも、さすがは外務省だけあって諸外国の動向をよく分かってらっしゃる。

経産省も下記の通り要望してるけど、やる気が感じられないw
 ・36.金融所得課税の一元化(検討事項)
 ・37.法人実効税率の引下げ(検討事項)
36と37だし、検討事項だし。

文科省
1.寄附文化醸成に向けた寄附税制の拡充
寄附金控除の適用下限を5千円から2千円にする話は前から出ていたけど、年末調整の対象にしてくれるらしい。
良いと思います。

6.オリンピックメダリスト及び世界選手権優勝者に対する金品の非課税措置における対象交付団体の拡充等
これはひどい。
減収見込額が0.34百万円て、34万円ですよ。
こんなのわざわざ税制として制度化する必要ない気がします、事務コスト的に考えて。
文化功労賞とかノーベル賞とかも同じ扱いみたいですが……。
非課税であることがモチベーションに繋がるとは到底思えない。
2010.03.22
「最近の投資状況(2010年3月末)&投資10周年」
前回の記事はこちら→最近の投資状況(2009年12月末)

今回は一つ特筆すべき点があります。
それはこの3月末を以て投資歴が満10年を迎えたことです。
当初は10万円を元手にミニ株から始めたのですが、今では日本株はもとより米国株、ETF、投信、金地金、外国債、匿名組合などに投資対象は広がっています。
現在は投資していないけど、FXや社債などに資金を投じたこともありました。

思えば、この10年いろいろありました。(記憶を頼りに書いているので間違ってたらごめんなさい)
投資を始めた頃は株式売買委託手数料が自由化され、ネット証券が勃興していた頃です。
ヤフーの株価が1億円を突破したりしていました。
ちょっとした投資ブーム期だったと記憶していますが、私が投資を始めるのを待っていたかのように、早速ITバブルが崩壊しましたw
(今考えれば、靴磨きの少年の話ではないですが、当時中学3年生の自分が投資に興味を持ったぐらいですから、それはもうバブル崩壊フラグに違いありませんよね)

そんなこんなで3年ぐらい低迷が続いた後、再び株式市場が活況を呈するようになります。
ライブドアとか村上ファンドが活躍?していた頃ですかね。
小泉政権時代。
何だか懐かしい……。

日本株も伸びたと思いますが、新興国の株も大きく伸びていて、FXが注目されだしたのもこの頃ですかね。
20歳になると同時にFX口座を開設したことを覚えていますw
円キャリートレードが華かりし頃、ですね。
「スワップ派」と呼ばれていた人達、今はどうしてるんだろう……。

振り返れば、利用していたネット証券も今川三澤屋証券(今は名称変更してリテラ・クレア証券)から始まり、マネックス証券(当初はマネックス・ビーンズ証券だったかな? 今春オリックス証券と統合)、ジョインベスト証券(今は野村に統合)、SBI証券(口座開設当時はイー・トレード証券だったかな?)と移り変わっていきました。
こうしてみると、移り変わりが激しい業界ですね。 (ちなみに、今はSBI証券とマネックス証券を併用しています。他にも口座を開設した証券会社があったような気もしますが、思い出せませんw)

まあ、そんな黄金期?も長くは続かず、「サブプライム問題に端を発した世界金融危機」が始まり、2008年9月のリーマン・ブラザーズの破綻でクラッシュ。

そして、2009年に何とか復活を遂げて、2010年もぼちぼち、といったところでしょうか。

以下は2000年3月末を100として指数化したときの日経平均とTOPIXと私のパフォーマンス(日本株オンリー)です。
ちなみに、信用取引(とそれに付随して空売りも)はやっておらず、買い一辺倒です。
微妙に株を持ってない時期もあったかもしれません。
一応、推移だけを見ると常にインデックスに勝ってるんですよね……。
資金投入の仕方がヘタクソなので、見た目以上に儲かってないのが残念なところなのですが。


それから毎度恒例のアセットアロケーションです。

今回から株式と債券を先進国と新興国で別にしてみました。
新興国株式はもっと割合が高いと思っていたけどそれほどでもなかったので、20%ぐらいにまで増やしたいところ。
日本株は……今年はオーバウェイトかなと思っていたけど、最近はさすがに過熱し過ぎかなと思っています。

不動産・金地金は5%ぐらいを目標にしたいのでまあこんなOK
外貨現預金と先進国債券(米ドルMMF)は主に外国ETFと外国株買い付け用の資金で、タイミングを見極め中。

ちなみに、色分けは
グレー系:現金同等物
ブルー系:株式
パープル系:債券
グリーン系:不動産
って感じで、色が濃くなるとリスクが高い感じです。
2010.04.01

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