「死体の経済学」窪田順生

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死体の経済学 (小学館101新書 17) タイトルから内容が想像しづらいけど、「死」にまつわるビジネスのルポ。
今後、日本で市場が拡大する分野だと考えたので読んでみた。

扱っている題材は、葬儀、エンバーミング(遺体衛生保全)、遺体防腐スプレー、納棺と死化粧、消臭剤、遺品整理屋と事件現場清掃会社、棺、火葬場といったところ。
普段の生活では関わらないので、どれも興味深い話ばかり。

ただ、高齢化社会とは言っても、裏返せば少子社会でもあるわけで、高齢者と非高齢者の人口比を考慮すると、死亡者一人にかけられる予算というのは減るのではないかと思った。
6つのポケットの逆の現象が発生するわけだ。
でも、同時に相続もあるので一概には言えないかもしれないけど、立て続けに亡くなってしまうと厳しいだろうなあ。

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