東京海上HDがサウジで合弁保険会社を設立予定

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東京海上HDがサウジアラビアで、生損保兼営の保険会社「東京海上サウジアラビア社(Tokio Marine Saudi Arabia Ltd.、仮称)」をアルインマー銀行(中東で資本金が最大級らしい)と合弁で設立することで基本合意したとのこと。
2010年中には開業予定で、同銀行の支店網を通じてタカフルの販売を行うらしい。

東京海上HD:サウジアラビアで合弁保険会社-日経(ブルームバーグ)
サウジアラビアにおける合弁生損保兼営保険会社設立について(公式サイト)

出資比率は以下の通り。
東京海上日動火災保険株式会社:28.75%
アルインマー銀行:28.75%
サウジアラビア基礎産業公社グループ会社他:12.50%
公募による一般株主:30.00%
※サウジの証券市場(Tadawul)に上場するようです。詳細はよく分からりませんが、保険会社は株式公開する必要があるっぽいです。
「サウジアラビア王国の監督局SAMAの指導により共済保険監督法を充足するため、同社株式の30%を株式市場に公開」とのこと。

当社グループは新会社を、近い将来「世界の4人に1人」になると言われている世界のイスラム教徒のお客様が安心してご加入できるイスラム保険(タカフル) 商品を取り扱う主要拠点と位置づけ、イスラム諸国においてもお客様に「品質」で選ばれ、成長し続ける会社を目指し努めてまいります。

当社は、すでにサウジアラビア、マレーシア、インドネシア、エジプトの主要イスラム4か国でタカフル商品を投入しております。さらに、ドバイに当社のタカ フル戦略本部を設けて市場調査と商品開発を行なうとともに、シンガポールにリタカフル会社(タカフル版の再保険会社)を有するなど、世界の保険グループに 先行してタカフル事業に取り組んでおります。

ということらしい。
世界の4人に1人がイスラム教徒になるのですね。
イスラム金融、特にタカフルに関しての動向は今後も注視していきたいと思います。

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