税制調査会 第18回企画会合(10月16日)

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当日の会合の資料をその日のうちにアップするとは、官庁もなかなか頑張ってるんじゃないでしょうか。
情報公開っていう点でも高得点をあげたい。

主な検討課題(1)「納税者利便の向上・課税の適正化」のところで、 電子申告や納付手段の多様化(コンビニ納付等)の話題が出てるんですが、 それと並んでインターネット公売が出てます。
たぶん今までってオークションで儲けていてもちゃんと申告してる人って多くないんじゃないかと思うんですが、そろそろなのかもしれませんね。
そのうち、一定額以上の売却があったりすると、税務署に調書がいくようになったりするんですかね……。

金融所得課税についてもいろいろ議論されてます。
その資料の中で、証券会社の特定口座数の推移のグラフがあるんですが、
平成15年6月末に135万口座だったのが、19年6月末には1343万になっています。
4年で約10倍!
日本の人口で割ると、9.5人に一人は口座を持ってることになるのかな。
自分みたいに一人で5口座持ってたりする人もいるでしょうからw一概には言えませんけど。

つか、興味深い資料が多過ぎて困るw
いろいろ言及したいところだけど、今回はやめておく。

損益通算の範囲拡大の話は要チェックですね。
株式と公社債の譲渡損益、株の配当・投信の分配金と譲渡損失は通算の方向っぽい。(何年後かは分からないが……
株式の譲渡損益と利子所得の通算は支払調書の整備や事務負担、税収への影響が大きいことなどから、すぐには難しそう……。
これには期待してるんだけどなー。
「解決に向けて実務的に検討」って役所言葉的にはどの程度のニュアンスなんでしょう?

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