2007年8月アーカイブ

ラブホテルファンドの説明会に行ったら貰えた。
早い話、ファンドの宣伝本。
大体の内容はセミナーで出てきたものだけど、それ以外の話もチラホラ。
ただ、ちょっと情報が古いかも。
副題は「国税庁の研究」
筆者は元朝日新聞の記者で、取材時のエピソードが本書の中心。
全8章。
章ごとに軽く感想でも。

第1章~第3章までは政治絡み。
第1章「金丸信摘発の舞台裏」
第2章「介入する政治家」
第3章「税の無法地帯」
「税の無法地帯」とは「政治資金」のこと。
章名を見ただけでも怒りが湧いてきますな。
第2章では小泉さんの名前まで挙がっていた......。
国税庁は財務省の外局なので、予算や税関連の法を通したいという思惑から特に与党の政治家には強く出れなかったりするらしいorz
もうちょっと独立性の強い組織にしてほしいものだけど、そもそも相手が法律を決める側だからなぁ......。
といっても「法律を決める側」を決めるのは国民だけど。

第4章「検察との確執と協力」
どっちも公僕なんだから面子やらにこだわってないで、お互いちゃんと協力しろよ。

第5章「資料調査課の凄みと危うさ」
第6章「大企業との微妙な関係」
東京国税局査察部に摘発された後、ハイジャックに出くわした社長さん曰く、ハイジャック犯より国税局のほうが怖かったらしいw
でも、大企業の調査には及び腰。
言い分も分かる部分は多いし、リソースが限られてるのも分かるけどもうちょっと何とかならないのかと思う。
そもそも、調査の結果何も出てこないことを恐れすぎだと思う。
この辺りは職員の評価方法を変えることでなんとか対処できるんじゃないかな。
まあ、公務員で評価方法を変えるっていうこと自体がかなり大変そうだけど......。
とりあえず、結果として「取りやすいところから取る」形になってしまっているのが納得いかない。
それよりも「課税の公平」のほうが大切、というかそれが原則だろと。

第7章「マスコミとの攻防」
生臭い話。

第8章「国税対創価学会」
創価学会圧勝?
国税ガンガレ! 超ガンガレ!!

「あとがき」
国税は頑張ってるけど、会計検査院はクソだな、って話。(超意訳)
真面目な話、納税者としてはどうにかしてほしい。
今月末に税金の支払いがあるけど、払う気無くすわ。
(もちろん、期日にちゃんと払うつもりでいますけど)
国税と会計検査院(ついでに社会保険庁も)の人員を入れ替えればいいんじゃね?
前々から興味を持ってたんだが、とうとう実際に投資してみた。
投資対象もなかなか良いですが、スキームが素晴らしいです。

・申込手数料や信託報酬の類が一切無し
・販売側が当ファンドに劣後出資
・倒産隔離(これは実際にうまく機能するのか自分には判断できないけど......
など。

要は販売側のインセンティブが投資家の利益と一致するように設計されてます。
全ての投資商品はこうあるべきだと思う。
申込手数料や信託報酬は全て無料にしろなんてことは言いませんけど、例えば信託報酬は利益のn%以内でミニマムゼロとかね。

懸念があるとすれば、イグジットがうまく行くかどうか。
いくら利益率が高くても元本が毀損してしまったら意味がありませんし。
出口戦略自体はまぁまぁだと思うんですが、こればっかりは市況にもよるし。
市況が良ければ問題無いし、仮に多少悪くても劣後出資分でまかなえる程度だったら、こちらには関係ないんですが。
3年後の市況なんて分かりませんからね......。

まあ、興味を持ったら詳しく読んでみてください。
ラブホテルファンド
運営側のことは自ら投資するぐらいには信用していますし、金融リテラシもそれなりに持ち合わせてるつもりです。
が、単なるオーバーコンフィデンス・バイアスってやつかもしれません。
仮にこれを読んだ方が投資した結果、損をしても何の責任も取りませんので宜しくお願いします。
(つーか、そうなった時は自分も損してるわけでw)
あくまでも、投資は自己責任&余裕資金の範囲内で。

アフィとか嫌いだったら、こっちからどうぞ。
貨幣の誕生以来、人の歴史は「金貸しと借金」にずっと振り回されてきた。日本最古の銭で賭博にはまった天武天皇、政府自らが金貸しをしていた律令時代、貨幣が行き届いて徳政令に揺れた鎌倉期、大名から百姓まで借金で縛り太平の世を築いた江戸幕府、明治の文明開化も高利貸しのおかげ...。いつの世でも疎まれながら、しかし決してなくなることのない存在、「金貸し」。全く異質な観点から日本史を読み直す。

というわけで「金貸し」と「借金」をテーマにした日本通史。
これは手に取らざるを得ない。

徳政令の話や上限金利の変遷なんかが興味深かったです。
特に消費者金融にがっつり投資している身としては。

上限金利なんて、せいぜい明治になってからできた制度かと思いきや実は江戸時代からあったことに驚きました。
しかも、享保の改革で、年二割が相場だったのが一割五分になって幕府に嘆願とかしてたらしい。
もっともこれは札差と言われる大名とか向けに金を貸していた業者の話。
今でいうホールセール?
リテールのほう、つまり庶民は年利に直すと360%だったり、3600%だったらしい。

Black Thursday?

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こんだけアレだと、実体経済にも影響が出そうですが、どうなんでしょ?

円キャリーの巻き戻し(?)でクロス円が凄いことになってます。
自分がFXを始めてから一番の降れ幅のような気もするし、年に1回はある程度のような気もする。

とりあえず、前日比をメモ。
ドルが4円。
ユーロが6円。
ポン様が10円!(最近、市況2はご無沙汰だけど、ポン様って今でも使われてるんだろうか?)
羊とキウイが7円!!

まあ、FXはHKDをちょこっといじってるだけなんでそんなに問題ない。
問題は投信で、基本的に海外に投資してるから円高の影響がモロに出そう。
今日の為替や株価が投信に反映されるのは週明けかな......。

日本株の自分の持ち株もこの1週間というもの下がりっぱなしだった印象。

3ヶ月くらい前から少しずつ世界分散を進めてたんだけど、日本株安と円高が来るとどうしようもないですねw

ここ数日で今月の給料分ぐらいの含み損が出てる気がします。

10月償還の短期の国内債を買ったのは失敗だったかも......。
手許に動かせる資金があまり無い......。
年内はダラダラ下がっていくイメージだったんだけど、こんな一気に急落するとは......。

まあでも、明日はよさげな日本株を物色しつつ、投信を通じて欧米株も少し買ってみようかと。
バークシャーハサウェイ社の株主に送られる「会長からの手紙」をテーマ別に編集して一冊の本にしたもの。
バフェットによる著書がない現在において唯一、バフェットの言葉のみで構成された本らしい。

一番響いたのは「まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことの方が、はるかに良い」でした。

あと、バフェットもいろいろと失敗を重ねていることが分かって少し勇気付けられた。
「成功」の部類に入れてもかまわないような「失敗」も多い気がしたけど。

個別株を徐々に、インデックスファンドにしていこうと思っていたけど、個別株は個別株で続けていこうと考え直した。
もはや、趣味みたいなものだし。
今までを振り返ってみると、素晴らしい企業を探すことより、まずまずの価格で売ってるまずまずの企業を探すことに多くの努力を傾けてたので素晴らしい企業を探すことに注力しようと思う。

手始めに、最近良い評判を聞いた万有製薬について調べてみようと思ったら既に米メルク社に買収されてたorz

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