2007年7月アーカイブ

今までMT3.3使ってたけど、MT4.0にアップグレードしてみた。
まあ、外から見たら何も変わらない。
とりあえず、テストエントリということで。

ドキュン

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DQNじゃなくてdocuneらしい。
@ITの記事によると「名称の『ドキュン』については広く使われているネット用語とは関係なく、語感の良さから選ばれた」ってことだけど、確実にこうやってblog等で取り上げられることを狙っただろ、というこのエントリそのものが既に釣られてるw
(文章がおかしいのはわざと)

とは言え、このサービスはなかなか面白いんじゃないかと思う。
今後に期待。
日本が他国に比べて労働生産性が低いのは、日本の闇労働参加率が低いためだという指摘は門倉さんならではかと。(他にもいろいろ要因は挙げられてます)

内容が多岐に渡っているので総括がしづらいけど、今後の展望も含めてホワイトカラーを把握するのにもってこいではないかと思います。
ソース:海外の上場投資信託、東証に上場方針 年度内にも
何年も前から検討されつつ今まで実現していなかったわけだけど、今回は実現されそう。
っていうか、いい加減実現してくれ。
年内に新規則を作る→金融庁の認可を得る→上場という流れみたいなので、実際に買えるのは年明け以降になりそう。
「まずは数本」みたいだけど、何が上場するんだろう?
新興国株式・先進国株式・世界REITの各インデックスに連動するETFが欲しいな。

世界の保険企業

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前々から調べようと思ってたのでこの機会に少し。
まず、Fortune Global 500から業種が保険に分類されているものを抜き出して、利益率を算出して国籍を調べて表にしてみた。
世界の保険企業
500社中、45社が保険会社でした。
総合金融的なことやってる企業も多いから一概には言えないとは思うけど、約10%というのは結構多いなという印象。
また、リンク先の下のほうに比較的簡単に調べられた会社の時価総額と従業員数も表にしてある。

45社のうち、8社が日本の会社でした。
5社が生保で、3社が損保。
全体では、28社が生保で、17社が損保でした。
まあ、ほとんどの会社は子会社等を通じてどっちも手がけてるんじゃないかと思いますけど。

そもそも調べようと思ったきっかけは世界の保険業界の最大手ってどこなんだ?っていう素朴な疑問からでした。
で、結論としては、どこの会社も業界最大手とは言えない、という感じです。
見るところによって順位がかなり変わってしまうので。
よくフィクションでネタにされるロイズ保険組合については、そもそも会社組織ではないので、こういう統計には含まれないため実態がよくわからない。

以下は各項目のTOP5。

売上TOP5
 1. ING Group
 2. AXA
 3. Allianz
 4. AIG
 5. Assicurazioni Generali

利益額TOP5
 1. AIG
 2. Berkshire Hathaway
 3. ING Group
 4. Allianz
 5. AXA

利益率TOP5
 1. Travelers Cos.
 2. Loews
 3. Allstate
 4. AIG
 5. MetLife

Fortune Global 500

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Forbes The Global 2000が売上高、利益、資産、時価総額を基にした総合ランキングなのに対して、Fortune Global 500は単純に売上高のみのようです。
利益も載っていたので、TOP100社の中での利益額と利益率の順位も併記してみた。

売上利益利益率企業名
12073Wal-Mart Stores
2119Exxon Mobil
3241Royal Dutch Shell
4340BP
59898General Motors
61350Toyota Motor
7837Chevron
86482DaimlerChrysler
91031ConocoPhillips
101135 Total

以下は利益額と利益率のリスト。
利益額と利益率についてはエネルギー系と金融系の独壇場ですね。

売上TOP100社の中での利益額TOP10
 1. Exxon Mobil
 2. Royal Dutch Shell
 3. BP
 4. Citigroup
 5. Bank of America Corp.
 6. General Electric
 7. Gazprom
 8. Chevron
 9. HSBC Holdings
10. ConocoPhillips

売上TOP100社の中での利益率TOP10
 1. Gazprom
 2. Bank of America Corp.
 3. Petrobras
 4. Altria Group
 5. Citigroup
 6. Royal Bank of Scotland
 7. J.P. Morgan Chase & Co.
 8. Santander Central Hispano Group
 9. Goldman Sachs Group
10. HSBC Holdings

売上面で日本企業のトップは6位のトヨタ。(毎度おなじみ)
日本企業でTOP100社に入ってるのは他に、ホンダ(37位)、NTT(40位)、日産(45位)、日立(48位)、松下(59位)、ソニー(69位)、東芝(91位)かな。見落としがあったらごめんなさい。
NTTを除けば見事に製造業ばかり。
日本企業で世界を相手に商売できてるのって、自動車と電機ぐらいか……。
まあ、経済効率やら国際分業やら産業集積やらを考えるとそれでいい気もする。
ただ、これらの業界での韓国の台頭は気になる。

左から売上、利益額、利益率の順位
サムスン(46, 33, 28)
LG(73, 94, 95)
現代自動車(76, 86, 85)

日本のメーカー
日立(48, 97, 97)
松下(59, 81, 81)
ソニー(69, 90, 90)
東芝(91, 87, 86)

自動車ではまだ日本がリードしてるけど、売上・利益額・利益率の全ての点において日本のメーカーはサムスンに負けてる。
まあ、為替の影響もあるだろうし、たまたま特損があったりしたのかもしれないけど、これはちょっと危機感を持ったほうがいいような気が……。
技術力の面では分からないけど、これだけ利益があると時価総額もそれなりだろうから、買収も考えられないことではないし。

これまでの世界史的な国の発展の流れとしては、成熟した工業国は金融にシフトしていくのがセオリーになってると思うんだけどそのへんどうなんだろう。
英国や米国で金融に代わる産業が生まれて、金融における地位を日本に譲ってくれるとはちょっと思えない。
それよりは日本の没落シナリオのほうが現実的……人口も減ってくことだし。
逆に、希望が持てるシナリオを一つ挙げるとすると、ちょっと微妙だけどゲームとかアニメとかのコンテンツ産業あたりかな。
今までこういう本は何となく胡散臭くてあまり読んでなかったけど、少し認識を改めた。
良いところはどんどん取り入れていきたい。

サブタイトルは「ノーリスク・ハイリターンの成功原則」
本書では著者の具体例がいろいろと紹介されていて、それぞれ参考になる。
が、一番の収穫は「原則」というか考え方だと思う。
「ノーリスク・ハイリターン」という言葉にはちょっと拒否反応が起きるけどw

で、その原則というのが時間にも投資の概念を適用すること。
節約では限界があるけど、投資なら大きな時間を生み出せるというわけ。
このへんは船井総研社長の小山さんの「売上10%アップより30%アップのほうが簡単」という考え方にも通じるんじゃないかと思った。
つまり、従来の延長ではなくて、ブレイクスルーを図ることの大切さ。

その他にも子ネタが満載だし、本の構成自体も著者の哲学が反映されていてなかなかの一冊に仕上がっていると思う。
個人的には、読んでいる途中に、先日読んだ「転ばぬ先の経済学」で出てきた概念の変奏を感じ取れたりと自分の頭の中で有機的に結びついていく感覚が心地よかった。
これはお勧め。
特に、合理的な判断ができるようになりたいと思う人は是非。
原題は「Making Great Decisions in Business and Life」
この邦題を考えた人はなかなかセンスがあると思う。

本の帯には「百円を惜しんで百万円の損をしている。超一流の学者も、大会社の経営者も、考えられないようなミスをするのはなぜか? 元アメリカ大統領経済アドバイザーが豊富な事例から教える、ものごとを成功に導く『正しい判断力』を鍛える上級テクニック」とあります。
経済学といってもマクロやミクロがどうしたという経済学ではなくて、実生活で役立つ最良の意思決定のための「生きた経済学」です。

まぁ「上級テクニック」というのは言い過ぎかな。
「基本的考え方」くらいでいいと思います。
ただ、それができてない人がとても多いという話。
ノーベル経済学賞を取った人でもこうした判断ミスを犯すらしい。

全15章と充実した内容なので、機会費用やサンクコストの話程度なら知ってるよって人も学べることは多いと思います。
知ってる話でも実例が面白かったりするので退屈しません。
いや、自分の話なんですが。
7月7日付けの産経新聞に各党の公約が載っていたので、項目別に点数をつけて表にしてみた。
政策の他に、政党の姿勢とか実現性・具体案・主張の一貫性なんかが主な評価の基準。
大して時間をかけたわけでも、掘り下げて調べたりしたわけでもないし、点数もフィーリングなので細かく突っ込まないでくださいw
あくまで参考程度ということで……。(参考にすらならないかもしれないが
「単純合計」は70点満点です。
「係数考慮」というのは各項目を適当に重み付けしたあと100点満点に換算した値です。
ここで、適当な係数というのは自分の独断と偏見による各項目の重要性です。

自民民主公明共産社民国民新日本
社会保障3356688
憲法9882073
格差是正4343428
政治とカネ4417252
外交・安保8533484
経済対策・税制9783129
その他7558402
単純合計44353432213236
係数考慮67.653.051.841.628.449.454.0

不等号で表すと、
自民>>>>日本≧民主≧公明>共産=国民新>>>>>>社民(単純合計)
自民>>>>>日本≧民主≧公明>国民新>>>>共産>>>>>>社民(係数考慮)
こんな感じですかね。

今まで新党日本と国民新党の区別がよく付いていなかったけど、けっこうカラーの違いが出てますね。
単純合計では、共産党が意外に健闘してるけど、重要なところで駄目なので係数を考慮すると微妙な結果……。
とりあえず、社民の糞っぷりだけはガチ。
今回は自民党に投票するのやめようかと思ってたけど、こうしてみるとやっぱり自民党なのかなぁ……。
いわゆる「自民党は最悪の政党といえる。ただし、自民党以外の全ての政党を除いた場合だが」って感じですかね。
……比例は新党日本に入れてみるのも一興かな。
副題は「ベーシック・インカム論争」
自分がベーシック・インカムを知ったのは、左派リバタリアニズムの政策に触れた時だった。
しかしながら本書を読んで、ベーシック・インカムがさまざまなイデオロギーの政策パッケージの一部として採用され得ること、採用される文脈によってベーシック・インカムの持つ意味が大きく異なることが分かった。

そして、もう一つ大きな収穫だったのが、本来のグリーンとフェミニズムに対する理解が深まったこと。
思想としての本来のグリーンとフェミニズムにはそれなりの哲学的背景があったようです。
実際に活動している団体とかはひどく歪曲したり、宗教になってしまったりしてる気がするけど。